金沢城 鼠多門 ─ Kanazawa Castle nezumita-mon ─

和・鼠多門

鼠多門再建の正式図面をもとに、実際に使われた能登ヒバを用いて「のとひばこ」が製作されました。

鼠多門は、金沢城の西側の郭(くるわ)である玉泉院丸に位置し、水堀をまたぐ木橋(鼠多門橋)により接続される金谷出丸(現在の尾山神社境内)からの出入り口として機能していた二階建ての櫓門です。

創建年代は明らかになっていませんが、江戸時代前期にはすでに存在していたことが絵図等から判明しており、城内の多くの建物が失われた宝暦9年(1759)の大火でも焼失を免れ、修理等を経ながら明治期まで存在していました。

再建工事中のため、本体を見ることができません。遠景で写真撮影もできません。
そのため今回の「のとひばこ」製作には普段以上の時間が費やされました。